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性格診断では分けられない運転特性

世の中色々な性格の方がいると思います。運転にも少なからず影響するこの性格の差。イライラしやすい人と、おっとりした人とでは、気付きも運転ペースも違うと思います。

でも、これが全てではないし、これだけで安全の度合いが決まるわけでもありません。きっと、イライラしやすい人は自分のその性格を理解しているし、性格診断後の「落ち着いて運転しましょう」という言葉は、言われなくてもわかっているよと感じているはずです。

イラっとする瞬間に性格診断で言われたことを覚えているわけもなく、きっと瞬間的にイラっとしてしまうはずです。僕もそういう瞬間はあります。ではどうすれば安全に近づけるのでしょう?

僕が思う運転に最も影響するのはマインドです。性格がどうとかではなく、運転するときの心構え、心の持ち様。
どこに焦点を置いて、どんな意識で運転するかで、イライラも含め自分の心をコントロールしやすくなります。

この焦点が世の中で運転している人のほとんどが「自分」にあります。だから、自分の意識と違う人に苛立ったり、危険を感じたり、恐怖を感じたりします。

「自分だったらハザードを出すのにこの人は出さなかった」イライラ
「この車間距離は煽られている。怖いな」恐怖
「こんな商店街をそんな速度で走ったら人を引きそう。危ないよ」危険
「もっと早く走れよ、へたくそだな。これだけの道幅があればもっと行けるだろー」イライラ

自分のイメージと違うから、相手の運転に対して色々と感じるのです。では、どうすればそういう時に自分の心が乱れないか。僕はレースという世界で色々な失敗を繰り返してきながらたくさんのことを学んできました。そこでもっとも学んだこと。

自分と全て同じ考えの人は存在しないということです。

人それぞれみな意識も考え方も違う。もちろんプロの世界はある程度同じ意識の人が集まっていますが、それでも細かく見ると違います。だから、自分のイメージ通りで完璧に運転する人なんてほんとはいないのです。だから、僕は自分主体ではなく相手主体で考えて運転するようにしています。

相手の思考を読み取り、相手が喜ぶこと・感謝することを常に意識しながら運転するように心掛けています。常にこれを心掛けながら運転していると、一番感じるのが。『自分の心の乱れ』

いつもと違う時はすぐ気が付きます。イライラする前の状態で気が付きます。
自分のリズムと違いイライラしてしまう人と出会う前に、気が付くことが出来るのです。これ、とっても安全運転だと自負しております。

気が付いた時の対処法も自分なりに見つけました。たとえイライラしてしまったとしても、すぐ抑えられます。

周りの運転手を想いながらの運転。
最高に楽しいです!!

この記事を書いたヒト

番場琢

プロレーサー 番場琢
レースは、2010年韓国No.1。2011年に日本No.1。 レース界に長年いる中で、たくさんの人に教えたり、イベントを開催してきました。 そんな中、人の行動の裏側にある心理を読み取れるようになり、人の心に合わせたアドバイスをメインに講師業にも力を入れています!!

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